<はじめての型染め編>その2  型染めしていく

やっぱり、前回の型紙は失敗していました、残念。取り切れない汚れがいっぱいです。紗貼り糊を使ったあとや、カシューを塗ったあとは、すぐ余分な部分はキレイに掃除しないとダメでした。次回こそは気をつけます。

使えそうな型紙を使って、型染めしてみます。

以下の3通りの方法を試してみます。

  • 型紙に防染糊を引いて空いたところを染色していく方法(白抜き)
  • 型紙をおいて絵柄以外お所を防染して色を刷り込んでいく方法
  • 型紙を置いていきなり色付けしていく方法

ドキドキしますがやってみましょ。

防染糊を用意します。染料店で購入。なんかとっても硬いので水で溶いて練ってみました。なんとか使えそう。

私はネットで染料店から買いましたが、原材料から防染のりを自作ることも可能です。作家さんや職人さんは自分で作られる方が多いですね。

  材料はだいたいこんな感じ

  • もち米粉
  • 米ぬか
  • 消石灰
  • 麩糊
  • 豆汁を使うところも

材料を混ぜ合わせて、蒸したりふのり麩糊を入れたりして・・・なんか料理みたいですね。(なので、買った防染糊も日持ちはしないみたいですね、冷蔵庫にいれてました。)

型糊を置いてみる

さっそく型を置いて糊おいてみます。(型紙がずれないように軽くスプレー糊しました)ドキドキしますが糊を置いてみましょう。なんかまだ硬い感じもしますが・・・アッという間です。

こんな感じ?乾くの待ちます。

乾いたら、なんとなく見えてきました。

では!もう一つ型も糊置きしてみます。

乾くとこんな感じになりました。

やっと、色付け出来る。長かった。

染色していく

型紙に防染糊を引いて空いたところを染色していく方法(白抜き)

(準備するもの)

  • 染粉
  • 定着材
  • お湯

では!説明書に忠実にやっていきます。

  1. まずは60℃のぬるま湯に塩を投入よく溶かす
  2. 定着材も投入。
  3. 別の容器に染料とぬるま湯を入れて良く溶かす。
  4. 混ざれば合わせます。
  5. たっぷりめの容器で混ぜながら20~40分染める。

さあ、1時間後みてみましょう!

なんか、良い感じですね。乾かします。

型紙をおいて絵柄以外お所を防染して色を刷り込んでいく方法

準備するもの

  1. 染料(型染用)ベンガラが原料らしいです。
  2. 赤毛刷り込み刷毛
  3. 黒毛刷り込み刷毛
  4. 絵皿

型染め用の染料はネットで購入。ベンガラが原料らしいです。たくさんかわいい色があったのですが、良く分からないのでセットにしました。

刷り込み刷毛は、大きさも大から小までいろいろあります。黒毛は硬め、赤毛は柔らかめですが、上から見てもしっかりしてますね。

刷り込み刷毛で型染めする

いよいよ、絵皿に染料をだして、刷毛で刷り込んでいきます。染料は混ぜて色を作っても良いみたいでした。普通の絵具みたいな感触。

以外と布地がごわごわしていて、染料がなかなか入っていかないです。ゴシゴシしたり、たたいてみたり。染料がはみ出してないか心配ですね。

こんな感じ。あんまり美しくないですんね・・・いろいろサイズ試しましたが、初心者なのもあって、この小さめサイズがとっても使いやすかったです。あと3号くらいがあればだいたいの所で小さいものなら出来そうです。乾いたら糊をおとしてみます。

型紙を置いて直接色付けしていく

型染めですね。本当はもっと薄手の生地がよかったかな?といまさら思いますが、やってみましょ。

準備するものは先ほどと一緒です。(型紙が違うだけ)

こちらは、すんなり色付けできました。2つを比べてみます。

決して、上手とは言えないけれど、初めてでもなんとかできました!個人で楽しむのなら、生地が薄めで小さいものがオススメです。刷り込み刷毛も松月堂オンラインショップにて型染めセットで何本かセットになった物もありますし、刷り込み刷毛は全サイズ販売しておりますのでご覧ください。

 

刷り込み刷毛の出来るまで

松月堂では、選毛から、毛組、櫛かけ、擦れ毛とり、穂づくり、縫い、仕上げ、すべての工程を社内で行っております。職人さんたちは慣れた手さばきで作りますが、長年培った勘と技術で作業されてます。スゴイですね!

今回お世話になった材料・道具たち

  • 渋紙、防染糊、紗・・・藍熊染料にて購入
  • 染粉・・・みやこ染料
  • 型染染料、紗張り糊・・・古色の美
  • スリ込み刷毛・・・松月堂

どれも、ネットで手軽にてに入ります。説明書も丁寧で分かりやすいのでチャレンジしやすいですよね。型も自分で彫らなくても販売されている物もありますし、スリ込み刷毛は型と絵具で、年賀状やステンシルのように楽しめます。気軽にはじめてみてくださいね。これで<はじめての型染め編>は終了となります。お付き合い頂き本当にありがとうございました。

是非、次回お楽しみに!

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