かんたんなステンシルから紅型染めや型友禅、手ぬぐいなどたくさんの種類があります。
1 布地に型紙を置き、防染糊を塗り乾いたところで、空いている所に色付けしていく方法。(白抜き)
2 布地に型紙を置き、絵柄以外の所に防染糊を塗り乾いたところで色付けしていく方法
3 布地に型紙を置き、いきなり色付けしていく方法
他にもいろいろとありそうだけれど、この3つの方法でやってみましょう。
型を彫ってみる
型紙に使う紙の種類
- 渋紙 紙を柿渋で加工したもの。和紙を柿渋で貼り合わせ加工した後に天日乾燥と室枯らしを繰り返して作るもので、染色(型染め)・型彫刻に適した特徴を持つ特殊な紙です。厚みも様々あり昔ながらの強い紙です。原料が和紙なので、水により伸縮します。
- 洋型紙 プラスチックが原料で水による伸縮はありません。こちらも厚みがいろいろあります。
そして、まったく厚みの感覚が分からないので、ただ勘でこちらの渋紙9番と言うものを購入。いろんな染料店で売られているので直接お店に行ける方はお店の方にいろいろ教えて貰って下さい。
思ってたより薄めな感じ
せっかく筆屋なので筆にちなんだ絵柄にしてみました。
まずは1の白抜きになるパターンと2の型を置いて直接染める方法で使う型紙を切り抜いてしてみます。(同じ型を使います。)
なんか、ちから入れすぎて、線がぎこちないですね。恥ずかしい!簡単とおもってたけどまだまだ細かい柄は無理そう。
さて、お次は3の絵柄以外の所に防染糊を置いて染める方法で使う型も切り抜いてみます。
今にもちぎれそう。よく分からなくなってきました。心配です。
なんとなく始めてしまったけど、こちらの方が難しいですね。抜いてはダメなところを切り取ってみたり、支えがなくなってしまったり・・・苦戦しました。
何とか出来上がり!あとは型紙の補強を兼ねて、紗を貼ったり、カシューを塗ったりします。
型紙に紗を貼る
型紙の補強のために紗と言う薄い生地を貼ります。
型紙を買った所で一緒に購入。今回の柄はそんなに複雑なものでないので必要なかったかも?でも手順どうりやってみよ。
とっても薄いですね。
型を湿らす
ついでに、型も色々とつくってみました。
なんとなく型に合わせて紗を切り取っていきます。
紗貼り
準備できました。それでは貼っていきます。紗貼り糊って言うものがあるんですね。これ使います。
紗を置いて上から塗っていきます。
心配なので、スプレーのりで軽く貼ってから塗ります。今回はあんまり複雑な柄ではないので紗貼りは必要なかったかも・・・
これで、いったん乾くの待ちます。
水で薄めたけど、なんか濃かったかも・・・塗ってしまったのでいったん乾くの待ちます。
型紙仕上げ
さて、乾いたところでカシューを塗っていく。耐水性が上がるらしい。かなり粘度があるのでシンナーで薄めます。
サッと薄めに塗ったつもりが、結構べっとり塗れてます(心配)
余分な部分を掃除してみたのですが乾くの早くて追いつきません。でも出来るだけやってみます。(失敗の予感)仕方ないので乾くの待ちます。
次はやっと刷毛を使っての型染めになります。結構な数を失敗しましたが、使える型で楽しんでみます。
次回 <はじめての型染め編> その2 刷り込み刷毛で型染めする
お楽しみに!